長谷川 智紀さん(第2回)
WAKAMEの活動を応援してくださっている方に詳しくお話を聞き、その方が大切にされているものについて発信しすることで、その方の活動を応援しよう!!というコンセプトのページです。
第1回に引き続き、WAKAMEを応援してくださっている長谷川智紀さんに
ご自身の活動や考えていることを深掘りする連載の第2回!!
今回は長谷川さんが主催されている「FAM」の活動についてと、
その活動を通して感じていることや、
「これからを生きる若い世代の方や子どもたちに伝えたいこと」
について書いていきたいと思います。
長谷川くん、引き続きお願いいたします!!
はい!よろしく!!
FAMではとても興味深い活動をしているようですが、、、?
異業種同士の方や、年齢層の異なる方々が「自分のやりたいこと」の情報を共有するコミュニティの運営をしています
このコミュニティでやっていることを一言で伝えるのは、とっても難しくて(笑)
「異業種の方々が自分のやりたいことを伝え合い、情報交換をするコミュニティ」です。
僕はその運営をサポートしています。
夢を叶えたい人は、お金は単なる手段
このコミュニティで出会う方々の夢は、
「自分がどうしたいか」がまず先にある。
なりたい姿を実現するための”手段としてのお金”をどう稼ぐか、
ということを後から考える必要はあっても、
自分のやりたいことがマネタイズできるかどうかは、本質的な問題ではない。
つまり「お金はやりたいことを叶える手段」でしかないわけです。
そして、
さまざまな業界の異なる経験を持つ方々が集まって、
それぞれの「やりたいこと」をプレゼンし合う。
"相互に「心からやりたいこと」を持つコミュニティ"の中で、
かけがえのない時間を共有する。
すごく貴重な活動だと感じています。
子どもたちに「やりたいこと」を追い求めるのではなく、”さまざまなことを試してみなよ”と言いたい
「やりたいこと」を持ち寄るコミュニティ、なんて素敵な場所なんでしょうか。でも長谷川くんは、話を聞いていると「やりたいことをやりなよ」と闇雲に”ヤリタイこと教(言い方)”というわけではないですよね。とても冷静に、「本当にやりたいことを見つけるには、試すことが大切」とおっしゃっていますが?
そう、例えば小さな子どもたちをみていると、
公園なんかで、同じ空間、場を共有しているのに、
「砂場で遊ぶ」「サッカーをする」「友達とゆっくりおしゃべりをする」
好きなことをそれぞれがやっていますよね。
子どもたちの方が、素直にそういう相手のやりたいことを認め合う場を作れる。
ただここで大事だなと思うことがあって、
やったことがない活動なら、どれをしたいかなんてわからない。
って意識を持つことなんです。
だから例えば、
公園に行って誰かに「○○して遊ぼう」と誘われたら
まず、やってみる。
さらにそこで大人が
「砂場で遊びたい!」と言った子に
「汚れるからやめなさい!」じゃなくて
「興味を持ったんなら、やってみたら」って言う。
そうやって、子どもがさまざまなことにトライすること、
”お試し”でやってみることを許す在り方がとても大切だと思うんだよね。
すごくわかりやすい!私も子どもたちのそばで、「試しに、やってみようか!!」って言える存在でありたいです。それに、これって対大人の場合も同じだよね!?(やりたいことを試してみた結果今があるフジエダ、急に勢いづく笑)
相手の”やりたい気持ち”を、他人が勝手に阻害しない。
そうそう、それは社会人であっても同じだと思っていて。
「失敗を許容する」ことって大事。
やりたい気持ちを他人が勝手に阻害しないこと。
もちろんただ「やりたい」ってだけではうまくいかないし、
大人の場合の挑戦は失敗すると職を失ったりとか大きなリスクを背負うこともあるから、
色々学んで知識を得つつやらないと難しい。
それでもコミュニティに属していたりすれば、
交流した人から打ち手が学べたりするし、
どれだけ効率よく挑戦のための知識を得られるかは
多くの人とコミュニケーションをとることが大切になるよね。
自分を幸せにする責任だけは、僕らは誰にも手渡すことはできない
長谷川くん、ここまで何度もインタビューに応じてくれて、本当にありがとうございました。大変お忙しい中、zoomで話す時間をとってくれたり、新潟に帰省した貴重な時間を取材に割いてもらって本当に感謝しています。最後に、これからを生きる子どもたちに伝えたいことを教えてください。
はい、
自分を幸せにする責任だけは、
僕らは誰にも手渡すことはできない
ということです。
だから、憲法にもある”公共の福祉に反しない限り”、
自分の幸せを追求してほしいと思います。
もし「やりたいことがない」と思いながらNetflixを観ているとしたら、
それが「やりたいこと」なのかもしれない。
そのやりたいことを続けるために、
例えば「note」に有料でその Netflixの感想を書いてみる。
もしかしたら、どこかで利用料金分ぐらいは稼げるかもしれない。
それを元手にどんどん書き溜めていったら、
書籍化の話が来るかもしれない。
書籍化されれば、利益が出版社とも分配されます。
あなたの「やりたいこと」が他人の生活を支えるようになるのです。
「やりたいこと」と向き合って、少しだけ社会との接点を作れば、
その接点は”線”になり、”面”になる可能性も秘めています。
これが経済的な豊かさを求めて、
書籍化のためにnoteを始めるのだとしたら、
継続もしないでしょうし成功もしないでしょう。
少し極端な話をしましたが、この不安定な時代で先の先のことまで見越して経済的に成功するかどうかを考えても、その結果は誰も約束してくれません。
そんな不確実なシミュレーションに身を任せるよりも、
「やりたいこと」に真摯に向き合って幸せになってください。
長谷川くん、貴重なお話をどうもありがとうございました!!
※このページは、2022年7〜9月に行われたクラウド・ファンディングプロジェクトのリターンとして制作されています。
【プロジェクトページはこちらから⇨】子どもたちのよりどころ⭐️新潟市の小さなフリースクールを守りたい!!